フライトシミュレータ体験!

お友達に誘われて、LUXURY FLIGHT HICity Fighter店へ行ってきました。LUXURY FLIGHTとは羽田空港にあるフライトシミュレータ施設の事で、普通に操縦訓練に使えそうな実物大の操縦席と視界が体験でき、コックピットのコントロールパネルや計器、ディスプレイなど正確に再現されている代物。てっきりゲーセンのフライトシムレベルと思っていた私は、実際に拝見して度肝を抜かれました。

 新しく出来た羽田空港第三ターミナルより一本手前の天空橋駅に隣接して、Haneda innovation cityという最新の産業技術を体験できる複合ビルがあるのですが、そこの二階で、日本でここだけの戦闘機フライトシミュレータを15分¥3000(税抜)から体験できます。しかも操縦を教えて下さるインストラクターは航空自衛隊のOBが多数在籍していて、この日は新田原基地で301飛行隊長を経験された事もある元ファントムライダーのドスコイさん(TAQネーム)と、岐阜基地で色々な機体のテストフライトを経験されたポッキーさんがいらっしゃって、貴重な体験談も含めて丁寧に教えて下さいました。

 まず最初に経験者の三名が、F-16、F-18、F-35に分かれてテイクオフ。なんと三つ巴戦にトライするらしいですが、まだ機体操作すらおぼつかないのにドッグファイトって、などと失笑したのも束の間、普通にロックオンや撃墜まで至って大興奮!もちろん被撃墜や着陸失敗による墜落・炎上シーンも見られましたが、つまり初心者でもそこそこ遊べるということが理解できました。次に私は予約時にF-35をチョイスしたつもりでしたが、流れでファルコンに乗ることに。そもそもフライトシム系は昔から苦手だったので、35があるならB型(海兵隊仕様)だろうとボタン一発と噂の垂直離着陸に期待してましたが、普通にA型(空軍仕様)で撃沈。

 でも実はファルコンに乗りたかった自分がいて、わざわざプリモ(PACAFアメリカ太平洋空軍F-16バイパーデモフライトチーム伝説のパイロット、2019の御苗場写真展で彼をモチーフに展示)が2019シーズンに付けていた三沢基地ワイルド・ウィーゼル隊のパッチ(代理のメーガンが付けてた私物を頂いた)付きMA-1フライトジャケットを着てきたので、これはジョージfeat.Captain PURIMOモードでやるしか!と逆に気合が入ります。ゲーセンみたいな体感機能はないものの、本物そっくりのラダーペダルやスティック(操縦桿)、スロットルレバーなどの触感は極上で、空好きな人種にとっては座っただけで気分が上がりますね。発進までの予備的な準備は全て整っている前提なので、簡単なレクチャーの後すぐにインストラクターから離陸許可が下ります。

 フライトシム苦手と言いつつ、奇遇にも昨年パイロット候補生の飛行訓練を後席から取材しているので、飛行機の飛ばし方はある程度頭に入っていました。その際はブリーフィングや離陸申請、プリフライトチェックなど手順が多かった事を覚えておりますが、とりわけ管制塔との無線交信が難しい。内容はシンプルで、いつどこから離陸したいっすけどイイっすか?くらいのものですが、ルールに則ったセンテンスとは言え操縦中の対応はパニックになりがちで、管制に怒られる事も多々あります。他のフライト情報も把握しつつ絶対安全な飛行を目指さねばなりませんが、今日の空は貸し切り!厳しい管制官もいないので、心の中でGOを出しました。以下心の声“Hey Joji!It’s sunny beautiful day.Have a good flight!Viper 1 runway 36 cleared for takeoff.”

 奇しくも社宅最寄りの米軍横田基地より離陸開始。ふらついたのでラダーで方向を戻そうとしたら「この機械ラダーペダル使わなくていいですよ〜笑」と優しく諭されたので、スティックだけでリカバリーを試みるもランウェイに戻れず、スウェーデン軍?並の芝生からTakeoff!現実であれば芝生丸焦げごめんなさいフライトとなってしまいましたが、ブレーキアンロック、スロットル・オープン、スティックダウン、ギアアップを経てぐんぐん上昇する真っ青な視界は、とてつもなく気持ちがいい!いや〜初っ端で感激しちゃいました。インストラクターポッキーさんの操作指示が、迎角を5〜10度の間でとかスロットルを2cm前へなど、まさに技術者兼パイロットらしく非常に具体的で、挙動特性を理解しながら操縦する事ができました。

 どこを飛んでも構わないと言われたので、とりあえず機首を西に向け、富士山を目指しました。富士山で反転し東京上空を遊覧飛行して、ファントムの聖地だった航空自衛隊百里基地へタッチ&ゴー!なんと一発で成功しましたが、これも飛行訓練を見ていたおかげです。その後高度を抑えたままフルスロットルで横田を目指しましたが、予定の30分が迫ったので海上自衛隊の下総航空基地へ着陸。ポッキーさんお墨付きの、グッドフライトでした。もちろんアクロもできる飛行機なのでプリモばりのデディケーション・パスを決めたかったのですが、機体をバンクさせたまま直進する方法が分からず断念。もっと練習したいですね。

 その後隣接する丸善がプロデュースしたレストランCreadisceでスープ、味噌汁、ライス、ドリンクおかわりし放題の日替わりランチ¥1000を摂り、再びfighter店に戻ってドスコイさんを囲む会(裏話取材タイム)、さらにモノレールで第三ターミナル5階のLUXURY FLIGHT×HighRateへ移動し、元アグレッサー隊エースパイロットのHACHIさんが企画したショップで、濃い雑談を楽しみます。新田原で金網越しに憧れた方と対面で会話できる日が来るとは思いませんでしたが、先日の元ブルーインパルス飛行隊長スーツさんのzoom飲み会参加と言い、チャンスが勝手に向こうからやって来る奇跡の日々ですね。ちなみにこのショップは現在土日のみの営業ですが、近いうちにアップグレードされそうな噂をお伺いしました。秀逸なデザインで気の利いたグッズがたくさん売ってますので、お財布を膨らませてお越しください。

 私の直近の目標は5月に出展する日本最大級の写真展「御苗場vol.28@東京」を成功させる事ですが、遊び呆けている中で次の目標が朧げながら見えてきたような気がします。最後に展望デッキでエアライン撮影中、震度3の地震が発生しました。屋上での揺れは震度以上に体感でき、吊り下げ案内板が吊り革のようにグラグラ揺れます。幻想的なマジックアワーと重なり、このまま世界が終わってしまってもおかしくないほどの終末感に浸れましたが、生を儚いものと理解して懸命に生きようとする気持ちは、崖っぷちに立って初めてリアリティが湧いてくるように思います。日々の些事に囚われず、人生の終わりをしっかりと見据えて、残された時間を大事に使っていきたいものですね。(写真は2019横浜御苗場出展時の写真。左端の写真はチャリティーオークションの出展作品に選出され、¥7000でネコ写真家の沖昌之氏に落札されました。)

Joji Ikeda

この記事を書いた人:

プロフィール

2003年に個人事業を開業。

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