第一回東松島産業祭

復興感謝、第一回東松島産業祭のイベントで、航空自衛隊松島基地所属の第4航空団第11飛行隊、通称ブルーインパルスが展示飛行を行うことになりました。例年は松島基地航空祭の前日に東松島夏まつりが行われ二日連続で展示を楽しめたのですが、航空祭は今年も中止されたものの、コロナ禍の終息を経て経済界が先に堰を切ったらしい。2018年に鹿児島から、富士総合火力演習とのセットで訪れた松島基地航空祭は悪天候で、午前中の飛行展示は離陸直後の中断。午後からさらに雨が増し中止かと思われましたが、後に松島の奇跡と呼ばれる(呼ばれてない)驚異的な天候回復で、まさかのSKC(Sky clear)1区分!当時飛行班長だった鹿児島出身SUIT春山氏の英断で、青空のもと素晴らしい演技を堪能できたのです。私にとっては震災後の東北を初めて目の当たりにして、なんとも言えない気持ちが募っていましたが、こんなにも人の気持ちが高まって夢を叶えてくれるとは、まさに奇跡的な展開でした。

 今回は航空祭ではないので基地内には入れず、いわゆるローカル装備が必要。マニア的キーポイントである「脚立が必要か?」という重大な決断を迫られましたが、先日入間基地においてキャリーカートによる短距離輸送に成功していたため、お守り代わりに持参を決意。毎度のごとく一眼レフ2台、コンデジ2台、GoProにレンズ群を合わせると空港ならば追加料金間違いなしの重量となりましたが、ファイザー2回とインフルエンザワクチンの副反応(酷い目にあった)も落ち着いて体力に自信があったので、余裕を持って早めにバスタ新宿へ。実は休日出勤が新宿だったため、朝装備を駅に預けてそのまましごおわGO!?という展開も頭をよぎったものの、さすがに気分が乗らなくて一旦帰宅。予想より仕事が押してバタバタしましたが、夕食も入浴も済ませて後は寝るだけの状態で夜9時に再度新宿入り。先に乗車場所を確認すると帰省シーズンに迫るほどの大混雑だったので、ひとまず夜景撮影で時間を潰し、コンビニで朝食と歯ブラシを調達しました。

 23:07発仙台行き¥4000のバスは四列シートで、前後は比較的余裕があったものの幅は電車並み。ガタイの良いお兄ちゃんが隣席で、シートを倒すのも難しく窮屈な思いをさせられましたが、夜行バス必携のウレタンクッションとお高いアイマスク、遮光カーテンで密封された車内と非常に運転が上手かったおかげでうたた寝がはかどり、気づいたら仙台に着いてました。初の仙台はぱっと見札幌のようなスッキリした近代的な景観で、紅葉も進み気分が上がります。とは言え朝の5時でお店はもちろんエスカレーターすら稼働していないため、速やかに仙石線石巻行きのローカル線へ乗り換え。まるで大江戸線のような深い地下に造られたホームから数駅は地下トンネルを通過、ほどなくして薄暗い田舎道を1時間ほどのんびり走ります。東の空が徐々に白み始め、太陽が完全に姿を現した朝07:00に目的地の矢本駅へ到着。一つ前の鹿妻駅でT-2ブルーインパルスのゲートガードを見かけてワクワクも頂点に達し、最後の力を振り絞って2kmのウォーキング。コンビニで昼食の調達とトイレを済ませて、憧れのブルーインパルス格納庫前へ到着しました。

 数えるほどの車と脚立一台が先着していましたが人影はなく、気温3℃に加えて冷たい風が吹き荒れ、ダウンジャケットは着てきたものの手先と首回りの防寒が追いつかない。もはや走るしかないと思って、土手を何往復か走り体温をキープしつつ、震えながら我慢していると10:00にようやく格納庫の扉が開き、ブルーインパルス3番機と4番機がエプロンにキャリーされました。どうやら取材が入っていたようで、パイロットが入れ替わりで登場し、カメラマンがいろんな角度から撮影する様子を観察。12:00にドルフィンキーパーが勢揃いし、扉が全て解放されて残りの機体が一斉に姿を現しましたが、トーイングの素早いこと!まるで早回しで見ているかの如く、あっという間に列線が誕生します。ここからエンジンスタートやプリフライトチェック等行われる流れでしたが、Twitterでショーセンターは東松島産業祭が行われる矢本東市民センターと知ったので、脚立を収納して移動することに。最後の力を振り絞って会場へ辿り着くと、某氏編集次長さんや黒澤英介カメラマンなど見知った方々とお会いして気分が上がります。特にオリンピック開会式の祝賀フライト動画「7.23 Fly over TOKYO with Blue Impulse」を完成させたなおゆきんさんには、心から労いの感謝をお伝えしました。

 とりあえず地のもので腹ごしらえがしたくて、屋台でカキとホタテ、玉こんにゃくを焼きイカのタレで煮込んだ玉こん(しめて¥700)を購入しましたが、安くて美味い!特にカキはいくらでも食べられそうな甘さでした。空腹も解消しゆっくり時間をかけて撮影装備を整え、予定通り14:00にブルーインパルスが離陸。会場にはアナウンスブースも用意され、ブルーインパルスJrや軽装甲機動車の展示も行われるなど、ほぼ松島基地航空祭に準じたおもてなし。観客の大半が地元に暮らす方々だったかと思われますが、大変な災害を乗り越えて生活と笑顔を取り戻すまで、どれだけ時間がかかった事でしょう。快晴ではありませんでしたが、松島らしい薄曇りと柔らかい日差しを浴びて穏やかな普段のフライトと言った感じでしたが、例年築城や新田原など12月の航空祭だけ披露されるクリスマスツリー・ローパスは松島では馴染みのない演目だったそうで、少し早めのクリスマスプレゼントとなったかもしれません。

 岐阜で遠征訓練を見た私にとってもショーセンターからの観覧は格別で、一直線に仰ぎ見るスモークはブルーインパルス独り占め!航空祭でわちゃわちゃしながら撮影ポイントを乱舞するのと異なり、来賓御用達のスーパーVIP席感覚を味わえたのも、やっぱり松島まで来てよかったと思えました。スカッとした余韻と共に矢本駅まで歩き、隣接する物産館まちんどでお土産を購入。再び黒澤カメラマンにお会いしポストカードにサインを頂きました。最後に駅前の名物マンホールを撮影し、快速で仙台へ移動後、牛タン店を検索して評価がよかった東山へ。わずか20名ほどしか座れないこじんまりしたお店でしたが、奮発した東山定食¥2618は絶品!そもそも牛タンとは1mmほどのスライスにネギダレを盛り付けたものと心得ておりましたが、本場の牛タンは厚さにして15mm!程よい切れ込みがちょうど良い食感を生み出して柔らかく甘い!味はレバーで食感は砂ずりと言った感じで、とにかく牛の良いところを凝縮したかのような極上の風味を堪能しました。オススメのピリ辛南蛮味噌がギアを2段ほど上げるトッピングで、今後牛肉は牛タンだけでいいやぁと思えるほど。煮込みやタンシチューも美味しくて、月一くらいで食べれたら幸せだと思いました。

 バスの出発まで五時間残っており、とりあえず近辺のイルミネーションを撮影しつつも、もはや体力が尽きてしまい、とにかく疲れを癒したくてガストへ。ドリンクバー単品で頼むよりパフェを追加した方が安くなる魔法(アプリクーポン)を使って、現像しながら2時間を¥400ちょいで満喫し、23:45発の夜行バスへ。今回はカーテンで仕切られた三列独立シートが功を奏し、東京駅到着まで気づかないほど爆睡でした。小松基地遠征もバス使ってみるか・・・?

■参考 フォロワーさん解析による当日の演目■

  • インディビュジュアルテイクオフ
  • デルタローパス
  • リーダーズベネフィットローパス
  • ダーティーツリー(クリスマスツリー)ローパス
  • フェニックスローパス
  • デルタ360ターン
  • スワンローパス
  • サクラ
  • スラントキューピット
  • クローバーリーフ ターン
  • ハイスピードアブレストローパス
  • レターエイト
  • キューバンエイト
  • サンライズ

この記事を書いた人:

プロフィール

2003年に個人事業を開業。

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パソコン・ネットワーク環境構築、保守等
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